2025年7月21日 今日の出来事

第27回参議院選挙 開票結果

野党、首相続投を批判 「民意無視の居座り」

野党、首相続投を批判 「民意無視の居座り」

野党幹部は21日、参院選で与党が大敗した結果を受け、続投を正式表明した石破茂首相の対応を批判し、対決姿勢を強めた。立憲民主党の野田佳彦代表は「民意を無視して居座り続けるのか。説得力があまりにもなさ過ぎる」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表は「驚いた。続投した上でのビジョンを示すべきだ。選挙で示された民意に真摯に向き合っていない」と疑問を呈した。

自民山口幹部が退陣要求 首相続投「強烈な違和感」

自民山口幹部が退陣要求 首相続投「強烈な違和感」

自民党山口県連の友田有幹事長は21日、参院選で自民、公明両党が参院全体の過半数を割り込んだ結果を踏まえ、石破茂首相(自民総裁)の退陣を求めた。山口市で記者会見し、続投表明に触れて「強烈な違和感を覚える。比較第1党として信任を受けたというのは詭弁だ」と述べた。

西田氏、首相続投「あり得ない」 京都選挙区4選、総裁選求める

西田氏、首相続投「あり得ない」 京都選挙区4選、総裁選求める

参院選の京都選挙区で4選を果たした自民党の西田昌司氏は21日、京都市内で報道各社の取材に応じ、石破茂首相(自民総裁)は自民、公明両党大敗の責任を取るべきだとの認識を示した。石破氏の続投表明は「あり得ない」として、総裁選の実施を求めた。

昨年の衆院選で与党少数に転落した際に総裁を選び直すべきだったと主張。「国民から見放された人が物を言っても信頼性がない」と石破氏の政権運営を批判した。

臨時国会8月1日召集で調整 正副議長を選出…政府・与党

臨時国会8月1日召集で調整 正副議長を選出―政府・与党

政府・与党は21日、参院選を受けた臨時国会を8月1日に召集する方向で調整に入った。会期は同5日までの5日間とする案が出ている。選挙結果を踏まえて正副議長を選出する。ただ、石破茂首相(自民総裁)は続投を表明しており、首相指名選挙は行われない見通し。

国会法は参院選が行われた場合、議員の任期開始日から30日以内に臨時国会を召集しなければならないと定めている。

関係改善基調に「暗雲」 右傾化への懸念も…韓国

関係改善基調に「暗雲」 右傾化への懸念も―韓国

参院選での与党大敗を受け、韓国メディアは、改善基調に乗る日韓関係への「暗雲」(朝鮮日報)などと両国関係の先行きを不安視する見方を報じた。議席を大きく伸ばした参政党については「極右」「右翼」との見出しで伝え、日本社会の右傾化を懸念する論調も目立った。

参政党の躍進について聯合ニュースは、「日本の民意の右傾化の流れ」だと強調。同党の神谷宗幣代表が選挙活動中、在日韓国・朝鮮人に対する差別的な発言をしたと伝えた。夕刊紙・文化日報は社説で、「極右野党が歴史と領土問題を掲げ政権を揺さぶり続ければ(日韓)協力が揺らぐ恐れがある」と懸念を示した。