2021年9月4日

自民総裁選 安倍氏は高市氏を支持
菅義偉首相の党総裁選(17日告示、29日投開票)不出馬表明から一夜明けた4日、「ポスト菅」を目指す動きが本格化した。出馬を表明している岸田文雄前政調会長と出馬の意向を示す河野太郎ワクチン担当相は情報発信に努め、石破茂元幹事長は対応を検討。一方、出馬を表明した無派閥の高市早苗前総務相をめぐっては、安倍晋三前首相が、出身派閥で党内最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)の幹部に支持する考えを伝えた。選挙戦の構図は混沌としてきた。

日経平均が急上昇 一時500円高 菅首相が総裁選不出馬表明で
3日の東京株式市場は、菅義偉首相が自民党総裁選に立候補しない意向が伝わったことを受けて、日経平均株価が急上昇した。一時、前日終値比の上げ幅が500円を超え、2万9000円台を回復した。三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「支持率の低かった菅首相のままでは衆院選で苦戦するとの見方があった。新しい総裁で衆院選を迎えた方が政策の一貫性が保たれるという期待が高まった」と話した。

緊急事態宣言、首都圏など延長へ 来週半ばにも決定 感染者高止まり
政府は新型コロナウイルス対策で21都道府県に発令中の緊急事態宣言について、12日までの期限を東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏4都県で延長する調整に入った。岐阜、愛知、三重の東海3県と、京都、大阪、兵庫の関西3府県でも延長を検討する。新規感染者数が依然高止まりの状況で、延長幅は2週間程度とする方向だ。来週半ばに政府対策本部会合を開き、対応を決める。宣言の延長幅を2週間で検討するのは、9月中下旬の3連休や祝日などの人流を抑制する狙いがある。

一方、重症病床使用率に改善が見られる茨城、栃木、岡山、広島各県などについては宣言解除を検討している。「まん延防止等重点措置」に移行する案もあり、地元知事の意向や感染状況を考慮して慎重に対応する構えだ。

全国で新たに1万6012人感染 重症者は3日連続最多更新
新型コロナウイルスの感染者は4日、全国で新たに1万6012人確認された。重症者は前日から2人増えて2223人となり、3日連続で過去最多を更新した。死者は60人だった。

英最新空母が日本に初寄港 中国けん制、日米と連携示す狙い
英海軍の最新鋭空母クイーン・エリザベスが4日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に寄港した。日本寄港は初めて。英国には、中国をにらみ、日米が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向け連携を示す狙いがある。

米国北東部の豪雨、死者49人に 地下室に住む人の逃げ遅れ相次ぐ
ハリケーン「アイダ」から勢力を弱めた熱帯低気圧の影響で、ニューヨーク州など米東部は1日夜から2日未明にかけて記録的豪雨に見舞われた。最大都市ニューヨーク市では1日夜、初の「鉄砲水警報」を発令。地下鉄の駅に大量の雨水が流れ込み、道路も冠水した。ラガーディア空港など主要空港が閉鎖され、数百便が欠航になった。死者は3日までに少なくとも計49人に達した。